皮膚科・薬のニキビ治療

2017版ニキビを治す薬まとめ!よく効く新薬試しましたか?

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ニキビの薬、吹き出物の薬




痛みを伴う赤ニキビ、目立ちすぎる大きい吹き出物、ヒドイ肌あれ、、、なんとかして治したいですよね。

今あるニキビを治すには、ニキビの状態に合わせた薬を使うのが一番です。また同時進行で、二度とニキビができないように予防をしていきましょう!

ニキビの予防については、根本的な原因からニキビを治す方法をご覧ください。

 

ニキビや吹き出物の治し方といえば、巷には様々な情報が溢れかえっています。
それは化粧品だったり生活習慣の改善だったりエステだったり。

しかし既にできてしまったニキビを治す方法は、薬を使うのが一番です。
というかそれ以外ありません。

特に赤ニキビは、皮膚が炎症を起こしてしまっている状態ですので、ニキビ薬でその炎症を抑えるしかないのです。

過去に皮膚科で薬をもらったけど、全然効かなかったという経験をお持ちの方、最近皮膚科いきました?
ここ最近、新たに認可されたニキビ薬もあって、効果も高いのです。まだ試していなければ一度皮膚科にいってみましょう。

さて、ニキビの薬といっても色々あります。
塗り薬なのか飲み薬なのか。市販薬なのか皮膚科で処方してもらう処方薬なのか。

薬によって特徴は様々ですので、ニキビの状態によって何を使うべきか適切に判断しましょう。

 

市販薬と処方薬のちがい

市販薬はドラッグストアなどで手軽に購入できる薬のことですね。
処方薬は、皮膚科など病院を受診して処方される薬です。

 

医療用医薬品・一般用医薬品

薬は大きく医療用医薬品と一般用医薬品に分けられます。また医薬品ではありませんが、薬用効果のあるケア製品という位置付けの医薬部外品あります。

 

医療用医薬品

処方薬のことですね。医師が診断した上で発行する処方箋に基いて薬剤師が調剤して渡される薬です。
医師・薬剤師の指示に基いて使われますので、高い効果が期待できます。一方、副作用のリスクにも注意が必要です。

 

一般用医薬品

市販薬のことですね。OTC医薬品(Over The Counter)とも呼ばれます。一般用医薬品は薬局やドラッグストアなどで自分で選んで購入することができます。またリスクの高さによって、第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品の3つに分類されます。

  • 第1類医薬品:リスクが特に高い
    薬剤師の管理・指導の下でのみ購入可能。薬剤師による情報提供が義務づけられている。
  • 第2類医薬品:リスクが比較的高い
    薬剤師又は登録販売者が常駐する店舗でのみ購入可能。情報提供は努力義務とされている。
  • 第3類医薬品:リスクが比較的低い
    通信販売も可能な唯一の医薬品。商品説明に対して法的制限はない。

 

処方薬と市販薬の違いを一言で表すと、

処方薬の方が効果が高く、リスクも高い。
市販薬の方が効果は低く、リスクも低い。

ざっくり過ぎるかもしれませんが、法的にはそういうことです。

 

またお財布事情的な違いとして、健康保険が適用されるかどうかというのが挙げられます。
市販薬は、健康保険は適用されませんから、全額実費になります。
一方、処方薬は、健康保険が適用されますから、一般的なサラリーマンやOLさんでしたら3割の自己負担で購入できます。

たとえば同じ1,000円の薬を購入する場合、市販薬なら1,000円かかりますが、処方薬なら自己負担300円で購入できるという違いがあります。

 

私自信はニキビ治療に限らず、処方薬を選ぶことが多いです。
市販薬は自分自身で病状や薬の効能を判断しなければならず、しかも一般的には処方薬よりも効果の低いものしかありません。
処方薬は病院を受診するという手間はかかりますが、より効果の高い薬を3割負担で購入できますので、だいたい処方薬を選びますね〜。

 

ニキビの塗り薬(処方薬)

皮膚科で処方してもらえる、ニキビ用の塗り薬を紹介します。
2017年現在、ニキビで処方される主な薬です。

 

ディフェリンゲル

  • 皮膚の細胞分化を調節し、毛穴が詰まりにくいようにする効果がある。
  • 日本では2008年から処方薬として使用できるようになり、日本皮膚科学会の治療ガイドラインで、外用薬の中で強く推奨される薬になっており有効性が高い。
  • 妊娠、授乳中の方は使用できない
  • 毛穴の詰まりを解消する薬なので、炎症を起こしている赤ニキビの治療効果はない

 

ベピオゲル

  • 2015年に使えるようになった薬効成分「過酸化ベンゾイル(BPO)」濃度2.5%
  • 消毒効果があり、ニキビのアクネ菌や雑菌を抑える抗菌作用がある(抗生物質ではなく消毒薬なので、菌が耐性を持たない)
  • 角質剥離作用があり、毛穴の詰まりを防止できる
  • 抗炎症作用があり、赤ニキビの炎症を抑えることができる
  • 炎症を抑える、菌を消毒する、毛穴の詰まりを防ぐというニキビを治す為に必要な3点をカバーした薬なので非常に有効!
  • 初めて使う場合は肌に刺激感が生じる場合がある

 

デュアック配合ゲル

  • BPO濃度3%(=前述のベピオと同様の効果)
  • 抗生物質(クリンダマイシン)を含むので、菌による赤みにはより効果的
  • 抗生物質を含むので耐性菌が発生しないよう、赤みが改善してきたらベピオゲルに切り替えた方が良い
  • 初めて使う場合は肌に刺激感が生じる場合がある

 

アクアチムクリーム

  • ディフェリンゲルができるまでは最も多く用いられていたニキビ用外用薬
  • 抗生物質でニキビを治すタイプ

 

ダラシンTゲル

  • 抗生物質でニキビを治す

 

ゼビアックスローション

  • 抗生物質でニキビを治すタイプ
  • 2016年1月から使用されるようになった
  • 新しい抗生物質なので、アクアチムクリームやダラシンTゲルは耐性菌ができてしまって効かない人にも、効果が期待できる

 

イオウカンフルローション

  • 皮膚の角質を柔らかくして毛穴が詰まりづらくする(イオウの効能)
  • 軽症のニキビに用いられるか、他の薬の補助的に用いられることが多い

 

 

ニキビの塗り薬(市販薬)

市販のニキビ用塗り薬は多くの種類が販売されています。
代表的な市販薬の成分をご紹介します。

 

市販薬A

成分:イオウ、グリチルレチン酸、イソプロピルメチルフェノール

  • イオウは皮膚の角質を柔らかくして毛穴が詰まりづらくする成分(※イオウに殺菌作用があると書いてあるものもあるがニキビ菌を殺菌するのに十分ではない)
  • グリチルレチン酸は炎症を抑えて、赤みやはれを抑える成分
  • イソプロピルメチルフェノールは菌を抑えるものですが、抗生物質ではないので抗菌作用は強くない

代表例:ビフナ◯ト

 

市販薬B

成分:イオウ、レゾルシン、グリチルリチン酸二カリウム、トコフェロール酢酸エステル

  • イオウは前述の通り
  • レゾルシンは角質を柔らかくして毛穴の詰まりを防止する成分
  • グリチルリチン酸二カリウムは炎症を抑えて、赤みやはれを抑える成分
  • トコフェロール酢酸エステルは血行促進作用

代表例:クレアラ◯ル

 

市販薬まとめ

上に紹介したA,Bが代表的な市販薬の成分の例になります。
これ以外にも数多くのニキビ用塗り薬が市販されており、この他の成分としてはにはサリチル酸が有名です。
サリチル酸もイオウやレゾルシンのように、角質を柔らかくする効果があります。

市販薬のほとんどは、角質を柔らかくして毛穴の詰まりを軽減させる薬です。殺菌作用を謳う市販薬もありますが、アクネ菌を殺菌するのに十分とは言えないものばかりです。

 

 

ニキビの飲み薬(処方薬)

ニキビ治療が目的で、医師化から処方される飲み薬には大きく分けて3種類の薬があります。

 

抗菌薬

飲むタイプの抗生物質です。ニキビ菌や他の細菌の活動を抑えます。
具体的な薬名を、日本皮膚科学会治療ガイドラインの推奨順にご紹介します。

  • ビブラマイシン
  • ミノマイシン
  • ルリッド
  • アクロマイシン
  • エリスロシン
  • クラリス
  • シプロキサン
  • ロメバクト
  • オゼックス
  • クラビット
  • ファロム
  • オラセフ

さらに抗生物質により細菌の増殖を抑えることに加えて、抗炎症作用もある薬として、

  • ミノサイクリン系
  • テトラサイクリン系
  • マクロライド系

の薬剤がニキビ治療に良いとされています。

 

ビタミン剤

ニキビができるメカニズムの、根本にアプローチする方法です。

  1. 毛穴の奥の皮脂腺から、皮脂が分泌される
  2. 皮脂と古い皮膚(角質)から、角栓が形成される
  3. 角栓が毛穴をふさいでしまう
  4. ふさがった毛穴に皮脂が溜まっていく
  5. 皮脂をエサとしてアクネ菌が増殖する
  6. アクネ菌が増殖し、毛穴内部が炎症を起こす=赤ニキビ

ニキビはこのようなメカニズムでできますので、根本的な原因である皮脂の分泌を調節する働きがあるビタミン剤が、ニキビ治療に効果的とされています。

このあたりの説明は、別の記事「治らない大人ニキビをたった2週間で治すカンタンな方法」に詳しく書いておりますので、合わせてご覧ください。

 

漢方薬

ニキビのタイプによって推奨される漢方薬が異なります。

 

<皮脂がたまるタイプ>

  • 荊芥連翹湯
  • 黄連解毒湯
  • 十味敗毒湯
  • 桂枝茯苓丸

 

<炎症性の変化が強いタイプ>

  • 荊芥連翹湯
  • 清上防風湯
  • 十味敗毒湯
  • 黄連解毒湯
  • 温清飲
  • 温経湯
  • 桂枝茯苓丸

 

ニキビの飲み薬(市販薬)

ニキビに効くとされる市販薬の成分は、ほとんどがビタミンを主成分にしています。
代表例を挙げると、

  • 市販薬A
    グルクロノラクトン、ヨクイニンエキス、L-システイン、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
  • 市販薬B
    ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、L-システイン、パントテン酸カルシウム

市販の飲み薬だけでニキビを治そうとすると、少し物足りない感じですね。
ビタミン補給のためと割り切って利用するのであれば良いのですが。

 

参考文献:「皮膚病が治りにくい理由 ニキビ編 −改訂版−(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 医学博士・杉田泰之著、2016年)

まとめ:ニキビを治すにはどの薬が良いか

塗り薬、飲み薬、処方薬、市販薬と分けてニキビ用の薬を紹介してきましたが、結局どの薬を使えばよいのでしょうか?

今できているニキビを治すなら、皮膚科を受診して状態に合わせた塗り薬と飲み薬を処方してもらうのがベストでしょう。
赤く炎症を起こしたニキビであれば、炎症をおさえる薬が必要ですし、抗菌作用もあった方が良いはずです。
自己判断で市販の薬を購入したところで、炎症を抑える効果はあまり期待できません。
専門医に診てもらうのが一番です。

一方、医師に処方してもらう薬のほとんどは、いま目立っているニキビを治すことが目的のものがほとんどです。
新たにできてくるニキビを予防するには、処方薬ではカバーできないことがほとんどです。

そもそも、ニキビができないようにする。やはりニキビに対してはそこが一番のポイントです!

ニキビのできる根本的な原因をおさえ、ニキビ肌を治していく方法については「治らない大人ニキビをたった2週間で治すカンタンな方法」で解説していますので、そちらを読んでみてください。

 

この記事が私と同じくニキビと闘う方のお役に立てれば幸いです。

 

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